ぽつぽつと、独り言。
ぼくのしらないところで
だれかがいきている
ぼくのしらないところで
だれかがしんでいく
ぼくの すんでいるところを
しらないひとは たくさんいる
ぼく というにんげんが
いきていることを
しらないひとは もっとたくさんいる
たとえば たったいま
ぼくが しんだとしても
みんな そんなことなどしらずに
いきていく
でもこのせかいで
たったひとりでも
ぼくがしんだら そのひとのせかいが かわる
そんなひとが いるかぎり
ぼくは僕の人生を勝手に終わらせる事は出来ない